ちょっと話題の新刊うつを甘くみてました#拡散希望#双極性障害#受け入れる#人生 読みました。
ハッシュタグの部分まで正式なタイトルみたいです。
バスまでの時間がちょっと合ったので入った本屋で珍しくふらりと買いました。
話題という事もありますがそれなりにキャッチャーなタイトルと重量が軽かったことそして安かった…こういう本って1500円ぐらいするよね?
1080円でしたよ、Kindleならもっと安い。
夫の浮気をきっかけに精神を病み双極性障害と診断され…な女性の作品で、かわいい猫のキャラクターが使われています。
が、裏腹に内容はかわいくはなく非常にヘビーです。
成功体験の本ではありません
これは裏表紙にも書いてあるんですが、あくまで一事例です。
こういう言い切りは好きですね。
ただ、病気以外の部分がちょーっと特殊事例でもあるなぁと。
それが作者にとっての真実なのでこの手の本としては仕方ないのですが、世の中で「キラキラしている生活」をしていた作者の事例です。
その分、傷ついてずどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんと壊れてしまう描写が生々しくて人によってはフラッシュバック注意です。
この作者は双極性障害の診断ですが、うつ(というより精神の病気)にスポットを当てています。
だからというか、一般的に何らかの原因があって(と感じる)罹る精神の病気ってやっぱり「うつ」なんだなぁと
まぁとにかく「『うつ』を甘くみてました」なんですねぇ
病気と闘うには防具が必要
見受けられる感想に社会資源について充実という意見が多々観られますが、充実というか
私たちってホント知らされてないよね
という感じです。
ちょっと前にこのブログで書いた
書きかけだけど 生活を助けてくれる物や人のリストやお薬の知恵なんかも合わせてお読みください。
あとBipolar-Questの方に書いた
こちらもご興味持ってください(なんつーお願いの仕方)
医療と別に自分で出来る事って結局知恵というか情報戦なんですよね。
なので知恵や情報は防具だと思うんです。
そういうハナシもチラチラ出てきますが、専門書では無いので自分に当てはめる場合は目の前の端末で調べてみましょう。
でもこの著者にとって一番の防具になったのは家族ですね。
たとえ、家族で無くても誰か寄り添ってくれる人がいるって大切だなぁと思いました。
実は本を読んで、みんな年金の情報や診断書用紙はどうしてるんだろうとアンケートとりました。
なぜなら本の中ではお医者さんが用紙を持っていたんですが、私の周りにはそのパターンはありませんでした。
結果以下のようになりました。
障害年金の申請をしたことのある方にお伺いします
年金申請時の診断書は年金事務所や役所で手に入れた
医療機関に用意されていた
覚えていない、わからない
閲覧用よろしくお願いします。
— ちどり@Bipolar-Quest (@chidori_bpq) 2018年8月28日
ご協力いただきありがとうございました。
「わかる」のチェック欄とSNS投稿OK
多分この本のめっちゃ特徴。
共感できたページにチェック入れちゃおう そして家族やわかってほしい人に読んでもらおうという試み。
こういうのは好きですねぇ。
多分私は本に書き込みできないタイプですが。
ちなみにあまり執拗に「この本読んで」をすると人によっては遠ざかるのでご注意くださいませ(経験上)
SNSへのアップもOKとのことでハッシュタグ「#うつ甘」で分かち合いましょうという感じです。
一緒に読んでくれる人がいる、という人にはかなりお勧めします。
漫画なので好みも分かれると思います。
とりあえず自叙伝とか人生体験談は嫌いだけどこの本は病気ピンポイントと言うことも有り私は読めましたし、多分機会があれば持ち歩きます(チェックは入れません)
現場からは以上で…
ところで最後の方の「治るって何」のくだりの講演って加藤忠史先生ですよねぇ?