つぶやき

【ボツ原稿シリーズ】双極性障害と診断されるまで

2019年8月10日

某誌で採用されなかった原稿の加筆修だものです。

双極性障害の診断が出るには時間がかかる、定説のように言われていますね。
病歴が長い方ほどその傾向があるように感じています。
また、そのため間違った治療を受けていた、と。



私の「双極性障害」の診断の出た経緯

私は、1999年に初めてかかった精神科クリニックでおそらく3ヶ月目くらいには「躁うつ病(当時)だと思います。」と言われました。
躁状態で診察を受けたのではなく、うつで辛くて辛くて「前はこんなに元気だったのに」と言って話した内容が、どうも「元気」の域を超えていたようです。

具体的には細かいものだけど買い物がやめられない、数ヶ月前に1月で100万円の使途不明金、趣味の観劇のため毎週新幹線で移動などです。
あの時代によくその診断が出たなと、後から思ってます。

診断が出たからといって…

診断が出てから、双極性障害として治療を受けましたが。
だからといって早く寛解するわけでもなく、治療を続けて、途中抗うつ剤が出てた時期もありますし変な言い方ですが当時の「うつは心の風邪」的なトレンドに乗った治療をされていた気がします。
幸いたまに耳にする「薬物躁転」はありませんでした。
早めの診断はでたけど、残念ながら私は治療が今に至るまで長引いています。

正しい診断にたどり着くには

病状が出てから精神科にかかるまで、
そしてそこで双極性障害と診断されるまで、

診断を受けるにはこの二段階がある気がしています。

私は、街中にやっと精神科クリニックがポツリポツリとでき始めた頃の初診で、精神科の印象は昔ながらの檻があって叫び声がという時代でした。
まだネットもさほど普及していなく医者は電話帳で探しました。
今、精神科へのハードルは当時よりは低いと思います。

そして、双極性障害と診断が出るまでの時間は2型の概念が出てからぐっと早くなった気がします。
もし、自分に双極性障害と疑いを持ってる方は是非ドクターに「元気な頃エピソード」話してみてください。
そして、寛解が遠いか近いかは治療歴と直結しないと思います。焦らず行きたいです。

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