代表を務めているセルプヘルプグループ、Bipolar-Quest神奈川県双極性害の会が5周年を迎えました。
関わってくださった全ての方に深く感謝いたします。
Bipolar-Questちどりの個人的な見解をつらつらと
Bipolar-Questとセルフヘルプ
Bipolar-Questは目的として「双極性障害当事者の生き方を探索・探求」を掲げています。
個人的には集まりの目的を設定することには大きな意味があると思っています。
どの目的が優れているとかそういうことではなく、例えば「ただ集まる場」も大きな意味があると思います。
治療を目的にすると、(少なくとも双極性障害の場合は)なんか違うかな?と
病気本体を治療するのは医師の仕事と私は認識しています。
集まりの分類としては、セルフヘルプグループに入ります。
自助グループ、当事者会の表現でもいいと思います。
ちなみにこの3つ、近所の公民館で活動内容を話したときどういう集まりか全く理解していただけなくて、結局「患者の集まりです」と伝えました。
「同じ課題を抱えた当事者が自主的に集う」
なかなか理解されない活動と感じています。
傷の舐め合いとかもう言われなれましたよ。(でも福祉界隈の人に言われたときは唖然とした)
でもみんなで探ったりもがいたり、これそれこそ「同じ課題を抱えてる」からできるんですよね。多分
Bipolar-Questを作る前に考えたこと・集まりの設計
神奈川に双極性障害の集まりが欲しいとか、ネットで安全に繋がる方法とか、うすらぼんやりと考えていました。
その頃思っていたことがどの程度実現出来ているかわかりませんが、集まりを都合で開催できなかったことがないのは「いつでもお待ちしています」と発言できる自信に繋がってます。
集まりの設計として、どこのグループさんも同じと思いますが安全を意識しました。
その結果「反社会的な団体に所属している方はお断り」というちょっとあまり言わないルールができました。
基準としては公安の監視対象かとか、警察が介入するような事件を複数回起こしていないかということになります。
このルールについては外部からかなり賛否両論で、仲間を排除することにならないかとか思想で判断すべきかとか。
ご批判は甘受いたしますが、何か問題があったときに命に関わると思い変えるつもりはありません。
逆に他では見るけどBipolar-Questにはないルールが
「体調の悪い人はご遠慮ください」「躁状態のかたはお断り」という病状による参加条件です。
どうして病状についてのルールが必要かは十二分に理解しているつもりですが
Bipolar-Questとしては「参加できる状態のかたはwelcome」の姿勢です。
乱暴ないいかたをするなら「自分で判断してください」ですね。
あと、躁状態の人が「いま躁状態だから行かない」と思うかな?という疑問は持ってます。
(ルールに意味がないという話ではないです)
居場所は多いほどいい
各グループや集まりがそれぞれの考えで開催して、参加するときに近い考えのところに参加する。そのためにはたくさんの集まりが必要と感じています。
単発でも継続でもいいと思います。
来年から期間限定で埼玉県朝霞市をメインに、Bipolar-Quest埼玉として場を開催することにしました。
スタッフ一同埼玉に引っ越してしまい(2人だし家族だしそうなるわけですが)、この地でできることということで企画しました。
神奈川双極性障害の会が埼玉かい!というツッコミがいある展開になりました。
どうなるかワクワクヒヤヒヤです。
これから
続ける、無理しないというのが大切と思うので、程よく緩急つけてやっていければと思っています。
また、実はBipolar-Quest埼玉が市内で今まで(把握している限り)なかった、精神障害の当事者が立ち上げる事例らしいんです。
少しでも、集まりを増やすきっかけになれればと思っています。
今後ともよろしくお願いします。