体験談 改正道交法など

☆道交法改正後の免許取得等体験談☆

投稿日:2014年7月3日 更新日:

平成26年6月1日に道路交通法が改正され双極性障害患者の運転免許事情がどう変わったのか。
貴重な体験談を寄せていただきました。

自動車学校を卒業してから適正診断が必要であることを知り、法改正後に診断書を提出して免許を取得したN氏の体験談です。

普通自動車免許取得手順【日曜版】―N氏

教習所 編

(※N氏が教習所を卒業したのは改正法前の5月です。)

通常は「教習所入校前」に双極性障害の患者は改正法の定める「一定の病気」にあたるためこの時点で最低

  • 医者に自分の現状で自動車を運転することは可能かの確認
  • 試験課 適性相談係(神奈川県)に相談

が必要となるようです。

https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83016.htm
(リンク先:運転免許試験受験希望者の適性相談)

しかし私の現状では、教習所から「一定の病気が双極性障害も含む」などの説明はなく、主治医に教習所に通うことを言っても特に何も言われなかったため、相談も申告もせず普通に入校しました。

技能や学科など第一段階と呼ばれるものを経て、試験を通過し、仮免許申請をする当日となります。
申請用紙の裏面にて「病気の症状等」という項目があり、申請書に番号で記入します。

(写真1)

    1. 病気を原因として、又は原因が明らかでないが、意識を失ったことがある。
    2. 病気を原因として発作的に身体の全部又は一部のけいれん又は麻痺を起こしたことがある。
    3. 十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまうことが週3回ある。
    4. 病気を理由として、医師から、免許の取得又は運転を控えるよう助言を受けている。
    5. 1~4のどれかに該当する方で、申請前に運転適正相談を終了している方(相談日 年 月 日)
    6. 1~4のどれにも該当しない方

※虚偽の申告を行った場合は、処罰されることもあります

これも1~4どれかに該当すれば適正相談室への相談が必須となるそうです。
私の場合は「6.該当なし」で仮免許交付されました。

仮免許公布後は路上で運転する技能と学科試験があり、卒業検定となります。これに合格すると卒業証明書というのを頂き、晴れて教習所は卒業となります。
そして卒業証明書をもらう時点でも前述の質問票を再び記入する時間が設けられます。

ここでようやく私の場合は自分の飲んでる薬の説明書に「車の運転や機械の操作はお控え下さい。」と注意事項として副作用が書かれていることを思い出し、卒業式後校長先生に直接申告しました。

  • 私 「精神的な病気で運転を控えるような副作用がある薬を飲んでいるんですが、大丈夫でしょうか?」
  • 校 「適性診断は受けましたか?」
  • 私 「いえ、まだ受けていません。」
  • 校 「では、まずは必要かどうか電話相談してみてください。」

というやりとりがあり事務の方から「受験希望者の適正相談」という用紙を渡されました。

(写真2)

まずは主治医に電話相談を致しました。

  • 私 「教習所で服用されている薬の副作用を話したら、適正相談に行くよう案内されたんですが、私の場合必要でしょうか?」
  • 医 「通常双極性障害の方は大丈夫だと思うんですが、心配でしたら行った方がいいですよ」

次に用紙にある適正相談係の「問い合わせ先」に電話してみました

  • 私 「双極性障害患者ですが、すでに教習所卒業もしているんですが適正相談は必要ですか?」
  • 校 「双極性障害の方は必要です。場合によっては免許が取れない場合があるので、適正相談室まで来てください」

当時私は月~金フルタイムで仕事をしていたため、日曜しか相談に行く時間がなかったのですが、日曜の場合適正相談は第三日曜のみ受付となります。

適正相談室編

改正法前の5月第三日曜に二俣川にある「試験課 適性相談係」に足を運びました。

担当して頂いたのは中年女性警官の方。
私の他にも身体の障害で相談に見えられた方など計3人ほど。
相談内容がデリケートだからか、一人ずつ相談室で相談し、その他の人は部屋の外の椅子で待つ形でした。

自分の番が来て、服用された薬の説明書、教習所の卒業証明書、仮免許書、取得済みの原付き免許を机に出した上で、相談内容を聞かれ

「双極性障害の患者ですが、既に教習所は卒業済みです。
このまま学科受験に合格したら普通免許取得できますか?」

と言った質問をしたかと思います。

するとまず病歴(何年前ぐらいに発症したかなど)病状、原付き免許のコピーをとるなど、私の情報を調書のように記されました。

  • 学科試験は双極性障害の場合、一定の病気にあたるので主治医に書いてもらった診断書が必須。
  • また診断書次第では免許取得不可であり、現在持っている原付き免許も取消になる
  • 診断書の内容が良ければ免許取得可能である
  • 道交法が6/1から改正される

(その時点では改正内容についての神奈川県警サイト更新はなし)

以上のような説明がありました。
その上で主治医に書いてもらうようの診断書の原本を渡されました。

(写真3)

3番と4番がアかイであれば受験可。

受験可の診断書を持参したその日に、まず相談室へもう一度来て診断書を渡して受付をすれば、その日中に免許取得学科試験が受けられ、合格すれば免許交付されるとのこと。

★受験日について★

神奈川県の運転免許試験場の受験受付は、月曜日から金曜日まで(土曜日・日曜日・祝日・休日・年末年始の休日を除く。)です。

新規受験者 午前8時30分~9時
再受験者 午後1時~1時15分

★普通免許の仮免許証を取得後、初めての学科試験に限り、日曜日に学科試験を受験することができます(予約制)

http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83033.htm
(リンク先:運転免許試験場の受験手続案内)

また通常、日曜の申し込みは往復返信はがきで7日前までに必着です。

http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83070.htm
(リンク先:日曜日における普通免許学科試験について)

私の場合は日曜希望だったため、往復返信はがきも持参してきました。

(写真4 往復はがきの書き方)

日曜の場合、予約制で人数制限もあるため希望日に受験できるとは限りません。

また、適正相談室に行かないとならないので係の人がいるときではないと、事情をよく知らない試験官にあたると受験のときまごつくおそれがあるとのことで、係の人が確実にいる日で予約を申し込みました。

後日、返信はがきで受験受付番号つきの受験日の決定のお知らせが届きました。

受験日当日 受付編 適正相談室【日曜版】

日曜の学科受験受付時間は午後0時~0時30分
となっていますが、それ以前に診断書と予約票(送付を受けた返信はがき)を持って、適正相談室に行くよう案内を受けています。

私の場合、改正後の6月日曜10時30分に適正相談室につきました。
適正相談室編で受け付けてくれた女性と同じ方です。
他に相談者は誰もいなくても10分以上要しました。

まずは必要書類である卒業証明書(検定合格の日から起算して1年以内のもの)と予約票を渡します。
2枚の紙を渡されました。

    1. 臨時適性検査の確認書

      (写真5)

      「私は、本日●●(病名)に関する診断書を提出しましたが、医師の診断が●年間は発作等のおそれはないとなっているため●年後に臨時適性審査の受験、又は診断書の提出をしなければならない事を確認しました。」

      これはコピーを貰えます。
      この確認書については、診断書の4番イに該当した人のみが記入が必要な書類です。
      また、●年後(主治医が記入した年数)に自宅へ郵送で診断書の用紙が送られると説明されました。

    2. 質問票
    3. (写真6)

      (リンク先:運転免許の取得時や更新時の質問票提出について)http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83091.htm

      ★これが6/1に改正され変更になった部分です。

      「平成26年6月1日の改正道路交通法の施行により、

      運転免許の取得時や更新時に質問票の提出が義務付けられました。」

      リンク先のQ&Aはとても参考になります。

        1. 過去5年以内において、病気(病気の治療に伴う症状を含みます。)を原因として、又は原因が明らかでないが、意識を失ったことがある。
        2. 過去5年以内において、病気を原因として、身体の全部又は一部が、一時的に思い通りに動かせなくなったことがある。
        3. 過去5年以内において、十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまった回数が週3回以上となったことがある。
        4. 過去1年以内において、次のいずれかに該当したことがある。
          • 飲酒を繰り返し、絶えず体にアルコールが入っている状態を3日以上続けたことが3回以上ある。
          • 病気の治療のため、医師から飲酒をやめるよう助言を受けているにもかかわらず、飲酒をしたことが3回以上ある。
        5. 病気を理由として、医師から、運転免許の取得又は運転を控えるよう助言を受けている
        6. 公安委員会 殿

          年  月  日

          上記のとおり回答します。              回答者署名

(注意事項)

    1. 各質問に対して「はい」と回答しても、直ちに運転免許を拒否若しくは保留され、又は既に受けている運転免許を取り消され若しくは停止されることはありません。
    2. (運転免許の可否は、医師の診断を参考に判断されますので、正確に記載してください。)

    3. 虚偽の記載をして提出した方は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。
    4. 提出しない場合は手続ができません

以上、私は全部いいえにチェックをつけ署名して提出しました。

そして視力検査もこの相談室でして、申請書に係の方が記入していました。

受験日当日 受付編 試験室【日曜版】

適正相談室では「適性相談」というピンクの付箋を運転免許申請書にホチキスで止められて渡されます。

学科試験会場は「3号館1階 第1試験室」という平日とは違う場所に直接向かいます。
私は11時30分頃に教室につきました。
黒板には「11時50分から受付を開始いたします。質問票に記入してお待ちください」と書かれていました。

教壇には質問票の束と鉛筆が置かれており、そこから③で書いた質問票と全く同じものが置いてあり、迷いましたが持参したボールペンでもう一度記入して待ちます。

11時50分受付開始。
係の人に必要書類として質問票と運転免許申請書などを持って渡します。
「適性相談室で質問票と視力検査は既に受けてきました」と申告しました。
係の人は少し戸惑っており、書類を何度もみて
「何か書類は受け取りましたか?」と聞かれたので、コピーされた確認票を見せたところ「これじゃなくて他のは??」などと聞かれましたが、最終的に受理。5分ほどかかりました。

他の受験者は質問票を鉛筆で書いてしまっていたり、質問票のどこかにはいを記したり、視力検査があるため一人ひとり5分~10分ほど受付に時間がかかっていたようです。
私は12時には一番のりで受付をすませ、席に座ることができました。

★一般の受験者と異なるのはここまでです。

受験者は約90人。11時50分に受付開始をして終了したのが12時45分。

受験に必要な証紙(試験手数料 1,800円)を購入していない人に向けて係員が証紙購入場所まで誘導し、3/4の受験者が一斉に証紙を買いに行きました。

(ここでトイレに行けます)

再び教室に戻り試験の案内を受け、試験開始したのは13時15分。
試験終了は14時05分。(100点中90点以上が合格)
試験結果は14時30分に同じ教室の外に時間になったら番号が貼りだされ、合格者として免許交付などすべてが済んだのは16時ちょうどでした。

★試験が始まってから、合格し、免許交付されるまでは一般の受験者と全く同じです。

感想

感想としては質問票制度が始まってからまだ時間が経っていないため、適性相談室の係も受験受付係の人も連携が上手く行ってない印象でした。

(たぶん、質問票は1回かけば良かったと思います。)

時間を早めに行動した結果、ほとんど手間取ることなくスムーズに免許交付まで行くことができました。
日曜受験は人の数が格段と少ないため、待ち時間に待つ場所や昼食を食べる場所などに苦労はしませんでした。
合格者は3/4ぐらい。早めにいけば教室に入ってから1時間ぐらい勉強できる時間がとれますが、12時30分ぎりぎりの人は15分ぐらい並んで受付をすませたようです。

以上となります。

長々とお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m


Nさん貴重な体験談をありがとうございます
そして運転免許取得おめでとうございます 幸運と安全運転を!
なお取得した運転免許証に精神障害者であることを示す記載は一切なかったそうです。


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